失敗情報の共有

「ヒヤリ・ハッと」会議ってご存じですか?



■これは、先日、建設業界ご出身のある社長様にお伺いした話ですが、建設業界には事故(になりそうで「ヒヤリ」とした経験)情報を共有する「ヒヤリ・ハッと」会議というのがあるそうです。



■建設業では、常に危険と隣り合わせです。万一、死亡事故が起こった場合、

3つ大きな問題が起こるそうです。

1.貴重な人命が失われる。当然、企業が補償する必要も発生。

2.死亡事故への恐怖から作業員が積極的に働かなくなる。

3.現場検証、再発防止策徹底の為に2週間程度は全ての作業が停止。リース建機・人件費の甚大なロスが発生し、場合によっては数億円にもなる。

との事で、いずれにしろ、企業側には甚大なロスが発生する事となります。



■よって、現場では下請け(場合によっては5次請けまでいるそうです)を含めて、定期的にあやうく事故になりそうになった事、まさに「ヒヤリ」「ハッと」した事を言い合う会議を行います。そのなかで、失敗情報を共有し、事故を未然に防いでいきます。その成果もあり、現在、日本の建設業では死亡事故は極めて希との事です。



■他業界の方も、「ヒヤリ・ハッと」会議を開催してはいかがでしょうか?失敗情報を「隠す」対象から「共有」する対象に変えることで、得られる成果は極めて大きいと考えますが、いかがでしょうか?



■弊社では、社会人向け研修をご提供しております。

インソースの各種研修 



http://www.insource.co.jp/